【おえかきLife】アナログイラストの良さをもう一度

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ここ最近、一年くらいアナログイラストを描いております。

まあ、きっかけはとあるフィギュアスケーターのファンアートからなのですがwww

もともと、年代的にアナログとデジタル混同している世代でして、私たちが学生時代(いまから20年くらい前)にちょうどデジタルの走りが出てきたんですね。

それがPhotoshop。

そこからどんどん、デジタルが広がっていって、私も手軽に描けるのでたわけですが…

ここにきて、アナログの良さに気付き始めたわけです。

というのも、デジタルって終わりが見えないw
あと、表現が無限大過ぎてどうしていいのか分からず迷子になりがちw

私が無計画なのもあるんでしょうけど、修正の沼に陥ってしまうとどこまでも修正できる、けど!
どこまでも修正してしまうので着地点がわからなくなるんですよね。
更には、いろんなエフェクトやパターンなどを組み合わせていくとどれが正解か分からなくなってしまって、結果シンプルに背景一色…とか、塗り方もただ色を重ねるだけの厚塗り方式になってしまう。

あと、決定的に思ったこと。それは、「画力が上がらない」ことにも気が付きました。(あくまでも私の主観です)

それに比べて、アナログは修正の幅がせまい!!!
ただ、その限られた手法の中で、どう修正して持ち直していくかすらも楽しいんです。
そうなってくると、被写体をよく観察して、ちゃんと描こうとする。
そうすることによって画力が上がってくるんですよね。

私が、専門学生の頃、同級生ですごく絵の上手い子がいました。

寺田勝也氏や大友克洋氏をリスペクトし、ちょっと面白い絵ばっかり描いてたけど真面目に描かせると画力がすごい!(めったに描かなかったけど)
どっちかつーと、腐れた畑で育った私だったので「きれい」「かっこいい」「かわいい」が正解だと思っていたのですが、その子に出会って天地がひっくり返るほどの衝撃を受けました。

その子に言われました。

「あんた、修正できる鉛筆でちまちま描くからよ。ペンで、ぶっつけ本番で描けばいい。ちゃんと見てちゃんと描けばいいんよ」って。

メカラウロコです。

鉛筆と消しゴムで書いてペン入れという固定概念をすっ飛ばして「ペンで書く」だと!?
そこからだと思います、私がかなり上達したのは。

その子からは「骨格」「筋肉」「重心・体幹」「影の色」などいろいろなことを教わりました。

本当に勉強になった。

ただ、それらをデジタルで表現すると、本当に難しい( ;∀;)
下絵はいまだにアナログで描かないと、バランスが全く取れませんwww

アナログで育ってるから仕方のないことなんでしょうけど…

というわけで、今後はちょっとお絵描きノウハウみたいなこともやっていけたらなーと思います。