初心者デザイナーの学んだデザイン論【NGなデザイン フォント篇】
私は過去に、「フォントがいまいち」と言われたことがあります。
今はどうかって言われると、そんな大したことはないとは思いますが、当時よりはかなり気を付けるようにはなりましたｗ
大きなきっかけは、デザインの勉強始めてすぐの段階だったんですが、お師匠様の原さんのご紹介で元・ニン●ンドーデザイナーの前田高志様に作品を見ていただく機会がありまして。
当時の私は、本当に始めたばかりだったので完全にオリジナルな作品なんかなくて、それでも何か自分の作品を見ていただきたくて、少し前に兄の結婚式用に作成したウェルカムボードのデータを提出させていただきました。
後日、原さんづてに前田様から頂いたアドバイスは…「どうしてこのフォントを選んだの？」ということでした。
メカラウロコでした。
イラストや構図、配色などは気にして作っていたものの「フォントとな？」と…衝撃でした。
それくらいフォントの事ってデザインの勉強始めてすぐの段階では、ホントに眼中になかったんです。
今考えれば、見やすさっていう事が一番に来なくてはならないのに…そんなことも知らなかったんですよね、お恥ずかしい😂
ということで今回は、私が実際にやらかした失敗も踏まえて、「NGデザイン フォント篇」を検証していきたいと思います。
フォントの種類 代表的なもの
数あるフォントを細かく分類するのは不可能に近いので、一般的に認知されている4タイプのフォントを見てみようと思います。
日本人なら最も馴染みのあるフォントではないでしょうか？
縦は太く横は細く、曲線的で何となく筆で描いたイメージにも近い和風感のある書体です。
何となく信頼感や安心感も覚えるフォントですね。
まじめ・上品・女性的なイメージだといわれています。
こちらも今では一般的なフォント。
全てが均一の線で描かれているのが特徴ですね。機械じみた無機質な感覚もあります。
ゴシック体は、細いゴシック体・太いゴシック体・丸ゴシック体がありまして、それぞれまたイメージが異なってきます。
細いゴシック体はモダンな印象、太いゴシック体は力強さ、丸ゴシックは可愛らしい子供っぽいイメージだといわれています。
一目瞭然、筆ですね。
これこそ和風。
歴史や伝統、趣深さを伝えるのにはこの書体ですね。
最近ではとても沢山の種類があって、見るだけでも楽しくなってくるフォントですね。
わくわくさせたり、驚かせたり、なごませたり…パッと見ただけで感情を湧きあがらせるフォントですね。
特にターゲットが女性か男性かによってはデザインもフォントも大きく違ってきます。
女性向けなのに太いゴシック使っても、たぶん読んでくれない…暑苦しくてｗ
性別に関してのデザイン論、よければこちら参考にしてくださいね。
【男女別】デザインの好み傾向をまとめてみました
フォント選び
フォント選びで一番重要なのは、読みやすさですね！
おしゃれだったりかっこよかったりするフォントも多数存在していますが、読みにくかったり読む気しなかったりしたら意味がない…
フォントが激しすぎて意味すら入ってこなくなることもあります、私😂
次に、デザインのイメージに合ったフォントを選ぶことです。
ここで注意したいのが、フォントの役割分担です。
デザインを作るとき、「統一感を出したいから…」といって、すべて同じフォントを使うのもデザインするものにによってはアリかもしれませんが、ポスターやチラシ等まず目を引くことが大事なものには、2つのフォントを使い分けた方がいいと思います。メリハリがついてとても見やすくなります。オシャレにも見えます。
逆に全て同じフォントで作ると、野暮ったくなる可能性があります。経験済みですｗ
目を引くものと読んでもらうものの、使い分けをましょう。
デザインのイメージに合ったフォント
タイトルやキャッチフレーズ、目立たせたいもの、最低限読めればいい目の引くインパクト重視なもの。
筆書体やデザイン書体など。
読みやすさ
本文や説明文など、長文でちゃんと読んで理解して欲しいもの。
明朝体やゴシック体。またはそれに近いもの。
私の失敗例…皆さんもお気をつけて…
さて、ここでやらかした私の失敗を一つ。
ケーキ屋さんのサンプルサイト（可愛い感じ）に明朝体を使ってしまった！！
明朝体 
ゴシック体 
はい、違いは一目瞭然ですよね！
このデザインで明朝体を使うと、合わないですよねｗダメなやつですねｗ
しかも上から下まで、明朝体ｗ
冷静に考えればありえないんですけど、やっちゃうんですよね…
何でもそうなんですけど、没頭してクリエイターズハイ（勝手にそう呼ぶｗ）になってくると私、なんか一つズレたことをしたくなるようなんですｗ
それがドンピシャにはまれば面白いことになるんでしょうけど、まだまだ私にはその技量がなかった…ｗ
修正しましたよ、もちろん！！
ボタンには可愛いフォントも用意したりして！！
よかったら見たって下さい！！ｗhttp://3.kanema09.com/
でも今見返すと、もうちょっとどうにかなっなあと、思う次第であります。
こうして勉強して、精進して、洗練されていくのだろうな…と、過去の作品を振り返るいい機会をいただきましたｗ
ありがとうございました★