【年代別】デザインの好み傾向もまとめてみました。

はい。。

といった記事を書かせていただきましたが、どうやら【年齢別】でも好みの傾向が違うということに今更ながら気づきまして、まとめてみようと思いますｗｗ

好き嫌いはまた各個人の好みと言ってしまえばそれまでなんですが、認識の変化って誰にでも訪れる変化でもあります。

それが訪れる誰もがあらがえない機会といえば年齢です。

人は生まれた時から老化が始まっています。

これはもう仕方のないこと。成長＝老化なんですから。

年齢を重ねるにつれ、目の衰え、認識の衰え、判断力の低下、などは避けられないものですよね。

デザインもそれに伴って、好みが変化していくということです。

結構それが如実に表れるのが、ファッション関係だったり週刊誌だったりします。

今回は、週刊誌やファッション関係のサイトを見ていこうと思います。

色彩…青・ピンク等原色やパステルカラーを好む傾向
デザイン…たくさんの情報が詰まっているもの、隙のないもの
フォント…可愛らしいもの・インパクトのあるもの
表現…ポジティブなもの・直球なもの

上記は少年「ジャンプ」のサイトです。

色は赤で、イラストもほぼほぼ原色、画面いっぱいにキャラクターたちが広がっていて、隙間が全くないですよね？
さらに言えば、男の子向けなので、デザインも直線的である要素が含まれています。

10代～のファッション誌「二コラ」のサイトです。

とてもカラフルでにぎやか、可愛らしい雰囲気、更にはこの画面の中でもたくさんの情報が詰まっています。
こんだけたくさん写真や色や装飾をデザインしても、お客さんがしっかり判別してワクワクしてくれるのが10～20代の特徴ですね★

10～20代にくらべ、落ち着いたオシャレ感覚を楽しむ方が多い年齢層になります。

ただ、男性に関してはあまり好みって変わらなかったりするのかなｗｗ

女性は如実に変化が起きてきています。

色彩…くすみカラーやパステルカラー等、優しい色合いを好む傾向
デザイン…余白を作って、見やすくなってくる。「余白の美」を楽しめるようになってくる。
表現…高級志向、悩み解決重視な文言に

男性シャンプーの「MARO」です。

このチョイスは私の好みでもありますが、凄くかっこいいと思ってますｗ

それでも細かいところをよく見てみると、背景イラストは、あの浮世絵の独特なくすみ感だったりメインとなる俳優だったり商品の間には、程よい距離がありますよね。私のこじつけですかね？？ｗ

こちらは、女性化粧品メーカーの「HABA」ですね、。10～20代のころに比べると全然違いますね。

シンプルで分かりやすいデザインになってます。余白の余裕が加わって、配色も落ち着いた上品なものになってきました。
フォントも明朝体になり、必要な情報を無駄なく見せるデザインです。

色彩…上品な色を好む傾向。黒やグレー、ベージュ等。
デザイン…余白が大きくなり、見やすさ、わかりやすさをより重視。
表現…上質で上品、知性や健康、価値観や信頼性を重視。

上は男性誌「LEON」
下は女性誌「ミセス」

この年代までくると、かなり統一してきますね。

落ち着いた、大人でモダンな雰囲気で、上質なものを好む傾向にあります。よってデザインもそういう雰囲気になってくる。

更には、若いころのようなにぎやかでカラフルなデザインは、この年代には逆効果となってしまいます。
これは、年齢を重ねていくにつれ、認識能力の低下などが影響してきていると考えられます。

したがって、洗練された、必要なものだけをわかりやすくデザインされたシンプルなものが好まれる傾向にあるということです。

こうやって色々調べていってみると、結果的に作ろうとするデザインのターゲット設定がいかに重要かわかりました。

「自分の好みのデザイン」ではなく、商品を購入するお客様に向けたデザインがいかに大切なことかを学ぶ、いい勉強になりました。