ロゴ作成における心得や注意点【頼む方も頼まれる方も】

illustrator, Photoshop, デザイン論, ホームページを作ってみよう, 制作

久々の更新!

最近YouTubeやらTwitterやらでわちゃわちゃしていて、こっちをおろそかにしてしまった……

いかん!!

 

ということで、先日、コンサルを受けている生徒仲間の皆さんと一緒にロゴ講座を受けてきました!!

その時に学んだ、「受注する際、発注する際におのおのが気をつけておけば、トラブルは避けられる!」と思われることを、記しておきたいと想います(´∀`)誰だってトラブルは嫌ですものね……

 

ロゴの種類

日頃「ロゴロゴ」言ってますけど、厳密に言えば、「ロゴ」にも3パターンあります。

ロゴタイプ……会社名の文字自体がデザインされたもの
例)ソニー・任天堂・資生堂・エプソン・ロッテなど

シンボルマーク……文字の一部や、会社の事業内容をマークとしたもの
例)ホンダ・ナイキ・Apple・スターバックスなど

ロゴマーク……ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせたもの
例)ミズノ・アディダス・プレイステーションなど

意識してみれば、なるほど感ありますよね?

 

では、そのロゴを作るにおいて、大切なことはなんでしょう?

 

ロゴを制作の際に、受注側も発注側も気をつけるべき事

会社への想い

これはロゴや屋号や会社名を作るときには、とても大切になってきますよね?

ロゴも同じです。特にシンボルマークを作る際にはとても大切。

  • どういった商品を扱っているか
  • どういう思いで会社を作り運営しているか
  • その商品に乗せてお客様に届けたい思い
  • こだわり
  • 原点

会社名を入れないのであれば、特にこの辺を踏まえた上でデザインを考えます。

イメージイラストにするのか、社名の頭文字をデザイン化して装飾を施すのか……などいずれにせよ一番のこだわり部分でもありますよね?

この辺を踏まえた上で、クライアントさんや受注側とのやりとりを心がけましょう。

必ず入れたいもの

例えば

  • イメージカラー
  • モチーフ

などですね。

イメージカラーは特に重要で、本当は青なのに赤なんかで作ったりするとまるで別物のようになってしまうこともあります。もしイメージカラーのある企業は気をつけておきましょう。

特になければ、クライアントさんの好きな色や会社の扱っている商品にヒントを得てもいいと思いますし、逆にそこにこだわらない場合もあります。大手には様々な使用用途に合わせて、臨機応変に色を変えたりする企業もあります。

 

モノクロ化してもいいようなデザインと配色

ここんとこ私は気にしてます。

世の中ほとんどカラーとして使うことの多い今の時代ですが、まれにモノクロ化したものに出会います。

その時、細かすぎる色使いや装飾はどうでしょう?潰れますよね?

なので、あまり細かいものやごちゃついたものはおすすめしません。

ロゴのパターンのところで上げさせていただいた大企業さんも、とってもシンプルで大きくわかりやすく、モノクロになっても何ら差し障りのないデザインです。だからこそ人に覚えてもらいやすいんです。

シンプル!

これ本当に大事です!!(今まで結構痛い目見てますw)

 

私の場合

ここまで色々とうんちく語ってきましたが「じゃ、あなたはどうなの?」って言われそうなので私のロゴを作った思いや、経緯を記しておきますね。参考になればいいんですけど……

「屋号」
「画処 かねま」とかいて「えどころ かねま」と読みます。

重視したのは「わかりやすさ、自分らしさと、原点

・「かねま」という屋号は昔、祖父母がやっていた小さな商店の屋号で、自分が何かするときには絶対に使いたいと思っていたものです。
・「画処」は「絵処」も考えたのですが、それだとどうしてもイメージが絵画やイラストの要素が強くなってしまうので、辞書引きまくってデザインという意味で画像の「画」にしました。
・「処」は「~するところ」。
・「○○デザイン」とか横文字も考えたのですが、パッと見て分かりやすさと屋号がひらがなのほうが読みやすいのと全体のバランス、日本人なので…というところで日本語に統一しました。
・フォントは直感で。

「マーク」
・屋号下の直線と曲線
私の持論なんですが「世の中のデザインは全て直線と曲線で構成されている」と思っているので、その二つを組み合わせたものです。
・イラストは「紙と鉛筆」のイメージ。
鉛筆が紙を飛び出している感じで「紙以外もデザインする」という意味を込めました。
・私のデザインやイラストの原点は「鉛筆とらくがき帳」なので、らくがき帳に鉛筆でラフに書いて、取り込んだものをそのまま使いました。

 

こんな感じです。

これを創り上げるのに辞書を何回も引いたり、デザインパターンたくさん作っては没にしたり……2週間ほどかかりました。

これから自分の第二の顔を作るわけですから、それくらい真剣に作りまそすよね。

 

今は自動ロゴ制作のサイトやアプリ等たくさんありますが、一番大切な「思い」の部分は、やはり人間相手ではないとロゴにも反映できませんよね?

発注側も受注側も、こういったことに気をつけて作ればきっと素晴らしいロゴが作成できると思いますよ★